アウトドアのカバンと言えばリュックですが、やはり使えば使うほど汚れていきます。
アウトドア用のリュックはとても頑丈で、ケアさえきちんと行えば非常に長く使用することができるので、是非ともケアすることをお勧めします。
しかしリュックが汚れてもどのように洗えばよいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
今回はアウトドア用のリュックの自宅でできる選択の方法をご紹介致します。
リュックを洗濯機で洗う
アウトドアリュックの選択といえば手洗いが一般的ですが、最近の洗濯機の中にはリュックの洗濯が可能なものはあります。
リュックを洗濯機で洗う一番のメリットは何と言っても簡単なことです。汚れたリュックを入れてスイッチを入れるだけで洗濯できるので、手洗いするのに比べてずっと簡単に洗濯できます。
手軽に洗えるのでこまめな洗濯も苦にならず常に清潔な状態でリュックを使えます。
洗浄力の高さもメリットのひとつです。
手洗いだとどうしても洗いムラが出てしまい汚れが残ってしまう場所が出てしまいますが、洗濯機で洗えば隅々まできれいに洗えます。
脱水機能で余計な水分をきっちり取り除けるので干すときに水が垂れる心配がいらないというのもメリットです。
洗濯機で洗うデメリットとしては破損の心配が挙げられます。洗濯機で洗うとどうしても強い力がかかってしまうためバックルなどのパーツが衝撃で破損してしまう可能性があります。
ファスナーなど大型の金具がついているタイプのリュックは洗濯機の内側を傷つけてしまう恐れもあり注意が必要です。
洗濯機は強力な力で洗うためリュックの生地が傷みやすいという注意点もあります。アウトドアリュックは丈夫な生地で作られていますがひねりやねじりといった衝撃にはあまり耐久性が期待できません。
洗濯機の水流で強い力を受けた時に生地がよれたりシワになったりしてしまう可能性があります。洗濯機で洗う前に生地の素材や指定の洗濯方法などを必ず確認しておきましょう。
リュックの部分洗い
アウトドアリュックはあまり目立ちませんが使えば必ず汚れます。長く清潔に使うためにもきちんと洗って汚れを落としましょう。
リュックを洗う前に中の荷物をすべて取り出し外せるパーツは全て取り外してください。内部にたまったほこりなどは軽く払っておきましょう。
アウトドアリュックの主な汚れは染み込んだ汗と泥汚れです。どちらも中性洗剤で落とせるので一般的な衣類用の中性洗剤を用意してください。
リュックの洗濯は手洗いで行います。洗濯機を使うと衝撃で樹脂製のパーツが壊れてしまう恐れがあるので必ず手洗いしてください。
洗面器は誰にぬるま湯を張りやや薄めに洗剤を溶かします。十分に洗剤が溶けたらリュックをお湯につけ揉み込むように洗います。洗う時はファスナーを全て開いてください。
一番汚れやすいのは汗が染み込む背中部分と地面に触れる底の部分です。汚れを押し出すようにしっかり洗いましょう。リュックの生地によっては強い力では使うと傷んでしまう恐れがあります。力任せに洗うのではなく汚れを揉み出すように優しく洗ってください。汚れがひどい場合はお湯を取り替えて何度か洗濯します。
しっかり汚れが落ちたらリュックをすすいで洗剤を落とします。十分な水でしっかり洗いて洗剤が残らないようにしてください。
次終わったらリュックに残った水気を切って乾燥させます。ショルダーパッドは水分を含みやすいのでしっかり絞っておきましょう。
直射日光に当てて乾燥させると縮んだり樹脂パーツがひび割れやすくなってしまう恐れがあります。風通しの良い場所に逆さまにぶら下げて干しておくと型崩れせずきれいに乾きます。
リュックの手洗い
アウトドアリュックを自宅で手洗いで洗濯するメリットは汚れている部分をピンポイントでしっかり洗えることです。
アウトドアリュックの汚れは全体で均一に付着しているわけではありません。汗染みで汚れやすい背中側や地面に置いた時に泥がつく底部分など汚れやすい場所は偏っています。
洗濯機で洗濯すると汚れた部分だけをピンポイントで強めに洗うことができません。手洗いなら頑固な汚れが付着した部分はしっかりと、それほど汚れていない部分は生地を傷めないよう優しく洗えます。
強い力をかけずに洗えるのもメリットのひとつです。複雑な構造のアウトドアリュックは洗濯機のように全体に力がかかると破損するリスクが考えられます。
現在なら場所によって洗う強さを変えられるのでバックルやジョイントなどを壊す心配はありません。
手洗いのデメリットは手間がかかることです。スイッチを入れれば全自動で洗濯が終わる洗濯機に比べると手洗いでリュックを洗うのはなかなか大変です。力の弱い女性だともみ洗いだけでヘトヘトになってしまいます。
汚れがひどい大型のアウトドアリュックだと洗濯するだけで1時間以上かかることもあります。ぬるま湯で洗ったとしても冬場は寒さが身に染みるのも辛いところです。
ピンポイントの汚れを落とすのには手洗いが向いていますが全体的な洗浄力では洗濯機の方が上です。ポケットの中など細かい部分まで手洗いでしっかりあるのはかなり大変で、しっかり洗濯したつもりでも細かい部分に洗い残しがあるのはよくあることです。