アウトドア好きに贈る名作映画3選

アウトドアが好きな人はアウトドア系の映画も好きな方が多いです。
映画を見て早くキャンプに行きたいと思った人も少なくないのではないでしょうか。

アウトドア系の映画は数多く公開されていますが、今回特にアウトドア系映画が好きな方にお勧めの映画を3本ご紹介致します。

もちろん普段自分はアウトドアしないという人にもおすすめの映画なので是非一度ご覧になってください。

すべてを捨てて自然と一体になることに憧れるなら、「イントゥ・ザ・ワイルド」

イントゥ・ザ・ワイルドは2007年公開のアメリカ映画で、本作は実話を元にしたジョン・クラカワー著のノンフィクション小説「荒野へ」が原作となっており、それをショーン・ペン監督が映画として作り上げた人間ドラマです。

物語の内容としては、それまで何不自由なく育ち、大学を優秀な成績で卒業したクリス・マッキャンドレスという青年がこれまで、そしてこれからの人生や両親に嫌気がさし、真の自由を探しにアラスカの荒野へ旅立ちという内容です。

身分証を切り捨て、自らをアレグザンダー・スーパートランプと名乗った彼は、一人旅で様々な出会いを経験します。

ヒッチハイクで出会ったヒッピーの夫婦、クリスに恋したトレイシーという少女、またロン・フランツという身寄りのない一人暮らしの老人には、自分の養子にならないかとの相談を持ち掛けられます。

そうして2年間旅を続けたクリスは、ついにアラスカの地へ辿り着きますが、そこで思いも寄らぬ出来事が彼を襲います。特にラストの結末は悲劇的ですが、彼が死に際に書き記した言葉が多くの視聴者の多くの心に残りました。

本作は映像美も素晴らしく、大自然の雄大さや壮大さを感じることができます。
また、一人の青年の人生、生き様を描いた姿は、間違いなく人生観に大きな影響を与えるでしょう。日常に疲れたや、人生に迷っている方、一人旅が好きな方に是非お勧めしたい作品です。

日本の美しい山々に思いを馳せるなら、「劔岳 点の記」

新田次郎の小説を映画化した作品であり、明治時代の山の測量の様子が描かれています。日本地図を作成するために劔岳に挑む測量技師たちの物語です。この映画には、他の山を題材にした作品とは違った魅力があります。

それは、CGや空撮といった技術に頼らない作り方をしている点です。便利な技術が発達してからは、多くの映画でCGや空撮が用いられていますが、この映画では基本的に使っていません。

本当に山に登り、山小屋やテントに泊まり込みをしながら、時間をかけて丁寧に作られています。それ故に時間がかかっており、公開されたのは2009年ですが、撮影がスタートしたのは2007年からです。

約2年かけて、大変な苦労を乗り越えながら、少しずつ撮影された作品なのです。そうした作り方のおかげで、リアルな山の様子を知ることができ、アウトドア好きにはお勧めの映画となっています。

自然の美しさや迫力をたっぷり味わうことができるので、山が好きなら要チェックです。

また、人間ドラマも見逃せないポイントです。リアルな自然を撮るだけでなく、登場人物の心の動きを大切にすることにもこだわっており、基本的に台本の順番通りに撮影されています。

通常の撮影では、撮れるところを優先的に撮り、あとから並べて繋ぎ合わせることになりますが、この作品では効率よりも感情の流れを重視しているのです。そのため、山に挑む測量技師と、その周り人たちが何を感じているか、わかりやすく表現されています。

登山が好きなら、その点もかなり楽しめる要素です。雄大な自然の映像と濃厚な人間ドラマを、セットでじっくりと楽しみましょう。

極限状況での生死の選択を目の当たりにしたいなら、「127時間」

登山・クライミング・キャンプなど、様々なアウトドア趣味があります。これらの趣味がより高度になっていくと、危険も伴うものとなります。

そこまでいくと、興味がない人にとっては、何を求めてわざわざそんなことをするんだろう?と思われがちです。命を懸けて山を登ったり、崖をよじ登ったりする快感は、わかる人しかわからないんですよね。

私にはわかるよ!というあなたにお勧めしたい映画があります。「127時間」という映画はご存じでしょうか。アメリカの登山家アーロン・リー・ラルストンの自伝『奇跡の6日間』をもとに映画化された実話なんです。

彼がアメリカのユタ州でキャニオニングをしていた時、誤って滑落し右手が岩に挟まれてしまいます。その時の持ち物は、ナイフとボトル一本の水、そしてわずかな食糧だけでした。

まさに危機的な状況でハラハラしてしまいますが、アウトドア趣味のあなたであれば、そんな状況に好奇心を掻き立てられてしまいませんか?ナイフ、水、食料で生き残るためにはどうすれば良いか。アウトドアの楽しさというのは、自らの知恵で生き残る手段を見つけるところにありますからね。

アーロンもその状況で知恵を絞り、脱出するために様々な方法を試してみます。ですがどれもうまく行かず、ついに6日目の朝を迎えます。

もちろん、自伝を書いているくらいですから、最終的には助かるのですが・・・。そのとき彼が取った行動は、まさに究極の選択でした。

あなたならどうやって脱出するか、考えながら見てみるのも面白いかもしれませんよ!

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