難しい?コツはある?テントを上手く設営するには

みなさんはキャンプなどのアウトドアというと、何を思い浮かべるでしょうか。

バーベキューや釣りなど様々なものがありますが、やはりテントはかかせません。

キャンプの間だけとはいえ、そこで休んだりするわけですから、ゴツゴツしていたり居心地の良くないテントでは快適に過ごせないですよね。

そこで今回はテント設営のポイントを3つまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

しっかりテントを張ることで、安全にキャンプを楽しめますし、キャンプに行った人達と協力して張れば、それもまた良い思い出になることでしょう。

ガイラインを意識して設営場所を決めよう

アウトドアに必須のアイテムと言えばテントですが、テントを張るのは難しいという声も聞かれます。
テントの設営を難しく感じる一番の理由は設営場所の選択ミスです。どんなに立派なテントも正しい場所に設営しなければうまく張ることはできません。
テントをうまく設営するためには、ガイドラインに従って設営場所を選ぶことが重要です。アウトドアの基本中の基本であるテント設営のガイドラインを知って上手にテントを準備しましょう。
テントの設営場所選びのポイントは3つあります。

・水場に近づきすぎない
・傾斜のないフラットな場所を見つける
・石や岩など障害物の少ない場所

水場の近くにテントがあると便利ですが、近すぎると増水により浸水の危険があります。水場の近くは地面が水分を含んでいてペグが打ちにくいこともあるので、適度に水場から距離のある場所を選びましょう。
傾斜地にテントを張るのは上級者でも難しいものです。傾きがあるとテント張りが難しいだけでなく中でリラックスできません。傾きのないフラットな場所を見つけてください。
石や岩などはゴロゴロしている場所にテントを張ってしまうと、中に入った時にゴツゴツとして不快です。地面にペグを刺すのも難しいので、障害物がなく適度に固い土の地面を探しましょう。
基本のガイドラインを押さえて設営場所を探せばテント設営の難易度はぐっと下がります。キャンプ中の快適性や安全性にも影響するのでテントは設営場所をしっかり選びましょう。

風向きを確認して自分の立ち位置を変えよう

テントの設営で意外と見落としがちなのが「風向き」です。テント張りはどこに設営するかが非常に重要ですが、実際に使うときのことを考えると風向きもきちんと考慮する必要があります。頑張ってテントを設営したのに風向きのせいで使いにくかったらせっかくのアウトドアが台無しになってしまいます。
テントを設営するときの風向きの基本は、風がテントの出入口とは逆側の背面にあたるようにすることです。テントの入口が風上向きだと、強風が吹いたときにテント内に風が入り込んで風船のように膨らんでしまい、ペグの固定が外れて吹き飛んでしまう可能性があります。強風でなくても出入りのときに風があると意外とストレスになりますから、風上に出入口を向けてテントを張るのはオススメできません。
風上にテントの側面を向けるのも危険です。面積の広い側面で風を受けるとテントはダイレクトに風の影響をうけることになります。少し強い風が吹いただけでガタガタと揺れるようでは、リラックスできませんし、強風が吹けばテントごと横転してしまう危険性も考えられます。安全性と快適性の両方を考慮すると、風上にテントの背面を向けるのが最適な張り方になります。
注意が必要なのは風向きの変化です。キャンプ場のような自然環境では朝と晩で風向きが大きく変化することがよくあります。特に水場や斜面の近くにテントを張るとわずかな気象条件の変化で風向きがガラリと変わります。設営時の風向きだけでなくテントを設営した後の風の状況も想定して方向を決めてください。

ペグの種類や向きにこだわろう

テントロープを固定する金具「ペグ」は住宅で言えば土台にあたる役割を果たす重要な金具です。ペグとひとくちにいっても形状や大きさ、打ち込み方はいろいろです。アウトドアを快適に楽しむためにもよりよいペグを追求しましょう。
ペグ選びでこだわりたいのが素材です。テントセットを購入すると、ペグが付属してくるのでそれを使っても問題ありませんが、テント張りにこだわるなら素材ごとの特性を知って別途ペグを用意しましょう。
鍛造鉄は広く使われているペグ素材です。丈夫で汎用性が高く柔らかい土かられき地まであらゆる地面で使えます。耐久性が高いので少々手荒に扱っても全く問題なく、強い力で打ち込めるので固定力も十分です。唯一の欠点は重いことです。オートキャンプなら問題ありませんが、荷物を背負って行く場合は鉄の重量が大きな負担になります。
最近普及が進んでいるアルミ製ペグは鍛造鉄ペグの重量問題をクリアした素材です。金属ながら鍛造鉄よりはずっと軽量なので持ち運びに便利です。ただし、強度的にはやや劣るため打ち込みをミスすると曲がる可能性があります。
軽さを追求する方にオススメなのがプラスチック製ペグです。鍛造鉄の1割程度と圧倒的な軽さが最大の特徴ですが、その分耐久性はそれなりです。固い地面には不向きで、固定完了後に強風が吹くとオレてしまう可能性があるため使う場所を選びます。
テントを支えるガイドラインとペグは直角、地面とペグは60~90度というのが標準的なペグの打ち方です。短いペグや軽量のペグは抜けやすいので打ち込んだあとに石などを重しとして乗せておくとしっかりと刺さります。

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